更新日:2025年5月29日
先に結論
- 2025年5月時点の最新平均買取相場は
- 最終型(2019〈令和元〉年式) 約164万円
- 10年落ち(2015〈平成27〉年式) 約63万円
- 15年落ち(2010〈平成22〉年式) 約21万円
- 走行1万km以内なら平均 約137万円だが、30,000kmを超えた瞬間に10〜18%下落。
- 2025年は「中古車登録台数2年連続最高更新 + 円高反転で輸出仕入れ増」のダブル要因で、エスティマのような大型ミニバンも底堅い。夏(3〜6月)の繁忙期が売りどき。
- 最高値を引き出す三大ポイントは「一括査定活用」「車検前」「走行距離の節目前」。
目次
2025年の買取マーケット概況
中古車登録台数は**2024年比+1.0%で過去最高を2年連続更新。半導体不足と一部メーカーの認証不正が尾を引き、新車の納期遅延が継続しています 一般社団法人日本自動車販売協会連合会プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES。
さらに2025年3月以降の円高(1 USD=110円前後)**で輸出業者の仕入れ余力が増加し、海外需要が根強い3列シート車が強含みに推移しています 中古車販売管理システム【symphony】。
ポイント:新車供給が安定する前に売るほど、相場下落リスクを避けやすい。
年式別エスティマ買取相場表(2025年5月平均)
年式 | 平均相場<br> (万円) | 最高価格<br> (万円) | 最低価格<br> (万円) |
---|---|---|---|
2019 (令和元) | 164.2 | 230.4 | 98 |
2018 (H30) | 149.4 | 208.9 | 90 |
2017 (H29) | 141.4 | 167 | 115.9 |
2016 (H28) | 130.4 | 155.7 | 105.1 |
2015 (H27) | 62.7 | 79.5 | 45.9 |
2014 (H26) | 52.4 | 65.5 | 39.3 |
2013 (H25) | 54.6 | 69.5 | 39.7 |
2012 (H24) | 36.5 | 56.6 | 16.3 |
2011 (H23) | 27.1 | 41.4 | 12.9 |
2010 (H22) | 20.8 | 27.8 | 13.7 |
算出方法:ガリバー、MOTA、カーセンサー、グーネットなど主要査定サイトの公開実績(2024年12月〜2025年5月)を取得し、外れ値を除外後に平均化。複数サイトを平均した結果であり、個別車両の状態・時期によって前後します。
走行距離別エスティマ買取相場表(2025年5月平均)
走行距離 | 平均相場<br> (万円) | 最高価格<br> (万円) | 最低価格<br> (万円) |
---|---|---|---|
〜10,000 km | 137.3 | 170.4 | 91.1 |
10,001〜20,000 km | 125.0 | 158.7 | 74.3 |
20,001〜30,000 km | 103.2 | 180.9 | 77.9 |
30,001〜40,000 km | 87.2 | 97.4 | 38.0 |
40,001〜50,000 km | 91.2 | 119.3 | 47.1 |
50,001〜60,000 km | 87.2 | 135.9 | 49.0 |
60,001〜70,000 km | 71.8 | 115.0 | 37.7 |
70,001〜80,000 km | 60.4 | 64.9 | 19.4 |
80,001〜90,000 km | 34.5 | 70.8 | 21.5 |
90,001〜100,000 km | 33.0 | 45.0 | 16.1 |
100,001 km〜 | 27.0 | 49.4 | 8.2 |
算出方法:上表と同じ公開査定データを走行距離帯ごとに区分し平均化。複数サイトを平均した結果のため、在庫状況や地区によって差が生じる場合があります。
相場から見えた“売りどき”3原則
- 需要ピーク(3〜6月)に合わせる
- 新生活・アウトドア需要が重なりミニバン系が最高潮。
- 車検前(登録後36か月/車検残2か月以上)に売却
- 次オーナーが“丸2年車検付き”で購入でき、査定+5〜10万円。
- 走行距離の節目を超える前に決断
- 30,000 km・50,000 km・100,000 kmを1kmでも超えると査定テーブルが変わり、平均で5〜15万円ダウン。
高く売るための5つのコツ
コツ | 効果 | 詳細 |
---|---|---|
一括査定サイトを併用 | 競合で+10〜30万円 | 申込みは45秒、上位3社だけと交渉すれば電話ストレス最小。 |
査定前の簡易クリーニング | 見た目評価+5万円 | 室内消臭+小キズ補修で“初見点”を底上げ。 |
純正パーツの保管 | 減点回避 | 社外ホイール・ナビ装着でも純正戻しが可能ならマイナス査定ゼロ。 |
付属書類をフルセット | 信頼度アップ | 整備手帳・取説・スペアキー完備で事故懸念を払拭。 |
平日にオンライン査定→週末に実車 | 時間効率 | 査定士の時間枠を確保し、再査定リスクを削減。 |
まとめ
- エスティマは生産終了車でも需要堅調:大型ミニバンの選択肢が限られ、国内外で一定の買い手が存在。
- 2025年夏までが高値圏:中古車登録台数増・円高による輸出需要で相場は底堅い。
- 年式より走行距離の影響が大きい:30,000 km・50,000 km・100,000 km手前が売却チャンス。
- “3原則+5つのコツ”で最大化:一括査定とタイミング調整で平均15〜40万円の上振れ実績。
出典リンク(情報補強用)
- カーセンサー「エスティマ 買取・査定相場」 カーセンサーカーセンサー
- Goo-net 買取相場データ グーネット
- 日本自動車販売協会連合会 中古車統計 一般社団法人日本自動車販売協会連合会
- PRTimes「中古車相場へ影響を与えるトピック」 プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES
- 車選びドットコム中古車市場レポート 中古車販売管理システム【symphony】
※買取相場表のデータはガリバー、MOTA、カーセンサー、グーネットほか複数サイトの公開査定実績を平均化しています。
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