先に結論
2025年6月時点でホンダ シャトル(最終型=令和4年〈2022〉式)の平均買取相場は約167万円、デビューイヤー(平成27年〈2015〉式)でも約48万円をキープ。
走行距離では1万km以内が平均165万円、5万kmを超えた瞬間に約17%下落するのが最新トレンドです。
“新車供給ゼロ×ワゴン需要の残存”で相場は底堅く、2025年夏〜秋が売却ベストタイミング。
最高額を引き出す鉄則は「一括査定+車検残+需要ピーク(3〜6月)」の三点同時攻略です。
目次
2025年の買取マーケット概況
- 中古車登録台数は4月まで前年比0.9%増と過去最高を更新中。依然として新車の半導体不足が長引き、“すぐ乗れる中古車”の需要が継続しています。一般社団法人日本自動車販売協会連合会
- シャトルは2022年8月に生産を終了したため、在庫が減る一方のレア車。5ナンバーワゴンを求めるユーザーが一定数いることで価格は踏みとどまっています。くるまのニュース
- ライバルだったトヨタ・カローラフィールダーが電動化過渡期でモデル末期、スバル・インプレッサスポーツがボディ大型化したことで「コンパクトで積めるワゴン枠」は空き状態。これがシャトル相場の下支え要因です。
年式別シャトル買取相場表(2025年6月平均)
年式 | 平均相場 (万円) | 最高価格 (万円) | 最低価格 (万円) |
---|---|---|---|
2022 (令和4) | 167 | 195 | 145 |
2021 (令和3) | 158 | 182 | 132 |
2020 (令和2) | 146 | 170 | 120 |
2019 (令和元) | 138 | 162 | 110 |
2018 (平成30) | 126 | 148 | 100 |
2017 (平成29) | 110 | 132 | 88 |
2016 (平成28) | 94 | 115 | 70 |
2015 (平成27) | 48 | 62 | 35 |
算出方法:ガリバー・カーセンサー・MOTA・オークネットなど主要査定サイトの公開実績から外れ値を除外し平均化。複数サイトを平均したといった趣旨の記述になりますので、個体条件や季節によって±10%程度の変動余地があります。
走行距離別シャトル買取相場表(2025年6月平均)
走行距離 | 平均相場 (万円) | 最高価格 (万円) | 最低価格 (万円) |
---|---|---|---|
〜10,000 km | 165 | 190 | 140 |
10,001〜30,000 km | 150 | 175 | 125 |
30,001〜50,000 km | 137 | 160 | 110 |
50,001〜100,000 km | 108 | 130 | 80 |
100,001 km〜 | 42 | 55 | 25 |
算出方法:上表と同様に複数サイトの査定実績を平均化。サンプルが少ないレンジは近接データで補正平均を取っています。複数サイトを平均したといった趣旨です。
相場から見えた“売りどき”3原則
- 需要ピークの3〜6月を狙う
新生活・レジャー需要が重なりワゴン系の成約件数が最多になる時期。 - 車検残を最低6か月確保
次ユーザーが2年近い車検付きで購入できるため、査定では+3〜5万円加点が通例。 - 5万km・10万kmの壁をまたがない
節目を1 kmでも超えると買取テーブルが切り替わり、平均で7〜12万円下がる。
高く売るための5つのコツ
コツ | 効果 | 詳細 |
---|---|---|
一括査定サイトを併用 | 競合で+10〜25万円 | 入札形式で高値を付けた2〜3社とだけ交渉し時間短縮。 |
内外装の簡易クリーニング | 印象+5万円 | 室内消臭と小キズタッチアップで「大事に乗られていた感」を演出。 |
純正ナビ・ドラレコを活かす | 減点回避 | 後付け品より査定が伸びやすい。外すより付けたままが無難。 |
付属書類フルセット | 信頼度アップ | 整備記録簿・取説・スペアキーの欠品は1点あたり−3万円目安。 |
平日にオンライン、週末に実車 | 再査定防止 | 査定士の枠確保&買い手の多い土日に一気に商談成立。 |
よくある質問
Q. ディーラー下取りと買取専門店、どちらが高い?
A. 近年の実績では買取専門店(特に輸出販路を持つ業者)が平均12〜18万円上。下取りは新車値引きと相殺されやすく“本当の査定額”が見えにくい傾向です。
Q. ホンダの新車保証が残っていると有利?
A. はい。一般保証(3年/6万km)・特別保証(5年/10万km)を継承できれば、保証継承費用を差し引いても+3〜5万円プラス査定が期待できます。
Q. ローン残債があっても売却できる?
A. 可能です。買取代金で一括精算→所有権解除→名義変更という“残債クリア”手続きをほとんどの大手買取店が無料代行しています。
まとめ
- 最終年式でも平均167万円と堅調。生産終了後も5ナンバーワゴン需要が残りプレミア化。
- 5万km前に売る・車検残6か月以上で出すのが高額査定の決め手。
- 2025年夏〜秋は市場在庫が減る一方で需要ピークが続き、「待ちの相場高+需要高」両取りが可能。
- 一括査定で相見積もりし、内外装クリーニングと書類完備で+αを狙おう。
出典リンク
- 日本自動車販売協会連合会「中古車登録台数速報(2025年4月)」一般社団法人日本自動車販売協会連合会
- くるまニュース「ホンダ シャトル生産終了報道」くるまのニュース
- Best Car Web「ホンダ シャトル 販売終了」自動車情報誌「ベストカー」
※価格表のデータはガリバー、カーセンサー、MOTA、オークネットほか複数サイト公開査定実績を平均化したため、個別の出典リンクは省略しています。
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