更新日:2025年5月12日
先に結論
- 2025年5月時点で、軽ジムニー(JB64)の平均買取相場は新車同然の0年落ちで約224万円。
- 年式が古くても人気・供給不足・リセールの強さから“100万円超え”が珍しくない。
- 走行距離3万km以内・純正+人気カラー(ジャングルグリーン/ブラック系)なら平均より+10~30万円上振れが狙える。
- 2025年は半導体制約の解消で新車納期が徐々に短縮 → 中古プレミアムが緩やかに沈静化しつつあるため、
「納期正常化前の今春~夏」が“売りどき”のラストチャンス。
目次
2025年の買取マーケット概況
半導体不足で最長18か月と言われたジムニーの新車待ちは、2025年春時点でXG/XLは6~8か月、XCでも約10か月まで縮小。
とはいえ依然として「欲しいときに買えない」状況が続くため、中古車・登録済未使用車の需要は高止まりしています。
- 需給ギャップのピークは2023年末でプレミアが最高潮
- 2024年は平均相場が前年比▲5~8%の調整
- 2025年はさらに“緩やかに”沈むものの、軽4WDの絶対的希少性から3代目(JB23後期)でも実用価格は70万~100万円台を維持
ネクステージ査定データとナビクル査定実績を総合すると、価格調整は「高年式>低年式」の順で進行していることがわかります。ネクステージネクステージナビクル
年式別:ジムニー買取相場表(軽モデル限定)
年式 | 平均相場 | 最高価格 | 最低価格 |
---|---|---|---|
2025 (令和7) | 224万円 | 238.7万円 | 207.1万円 |
2024 (令和6) | 205万円 | 258.3万円 | 125.0万円* |
2023 (令和5) | 208万円 | 267.6万円 | 104.4万円 |
2022 (令和4) | 175万円 | 249.4万円 | 124.4万円 |
2021 (令和3) | 160万円 | 233.2万円 | 95.0万円 |
2020 (令和2) | 155万円 | 247.1万円 | 71.0万円 |
2019 (令和元) | 145万円 | 216.2万円 | 89.2万円 |
2018 (H30) | 130万円 | 210.2万円 | 55.1万円 |
2017 (H29) | 95万円 | 146.9万円 | 49.1万円 |
2016 (H28) | 80万円 | 146.6万円 | 19.1万円 |
2015 (H27) | 75万円 | 144.5万円 | 21.5万円 |
*極端な低額は事故・冠水歴など“訳あり車”のため、実勢下限としては概ね90万円台。
平均値は**ネクステージ・ナビクル・カービュー・カーセブン各社の公開査定実績をトリム平均化(外れ値上下5%を除外)**して算出。ネクステージナビクルナビクルカービュー車買取Carseven
走行距離別:ジムニー買取相場表
走行距離 | 平均相場 | 最高価格 | 最低価格 |
---|---|---|---|
〜1万km | 220万円 | 260万円 | 180万円 |
1〜2万km | 200万円 | 240万円 | 150万円 |
2〜3万km | 185万円 | 220万円 | 130万円 |
3〜5万km | 160万円 | 200万円 | 110万円 |
5〜7万km | 135万円 | 175万円 | 90万円 |
7〜10万km | 110万円 | 150万円 | 70万円 |
10万km超 | 70万円 | 120万円 | 10万円 |
*出典:ナビクル最新査定(2024〜25年申込分)、しゃうる取引データ、ネクステージ成約価格を平均化。10万km超はオフロード使用歴・改造状況で差が大きい点に注意。ナビクルShauruネクステージ
相場から見えた“売りどき”3原則
- 「新車納期が短縮し始めた瞬間」
- 需要が冷え込む前に手放すとプレミアムが最大化。現在の*10か月納期→6か月納期*への移行期が該当。
- 「決算・ボーナスシーズン前」
- 3月・9月は買取店が在庫確保を加速。店頭在庫を薄めたい1~2か月前(1月・7月)に売却予約すると上乗せ期待。
- 「モデルチェンジ発表の半年前まで」
- 次期パワートレーン(48VマイルドHV噂)が現実味を帯びると現行の査定は確実に下落。公式発表前の情報リーク時点が最後の高額査定チャンス。
高く売るための5つのコツ
コツ | 効果 | 詳細 |
---|---|---|
一括査定+専門店の併用 | 最短で+20万円 | ライバル入札を促し、ジムニー専門店の「即現金化」提示を引き出す |
純正戻し&人気OP訴求 | +5〜15万円 | 社外バンパー等は“過度改造”と見なされマイナス。純正保管パーツとセット提示が吉 |
2月・8月の事前査定 | +3〜10万円 | 決算期の査定強化を見越し“買取保証オプション”付きで予約買取を活用 |
ルームクリーニング+下回り防錆 | +3〜7万円 | オフロード走行車はフロア錆で減額大。業者クリーニング費用(1.5万〜)の投資対効果高 |
車検残>12か月で売却 | 実質+1〜5万円 | 次ユーザーが車検ラインを気にしないため再販回転が早く、買取店が上乗せしやすい |
まとめ
- 軽ジムニーの買取相場は依然として“高値安定”。ただし新車供給の正常化前にピークアウトの兆し。
- 年式よりも「走行距離・コンディション・純正度」が査定の決定打。
- 売却ベストウインドウは2025年夏までが濃厚。3原則+5つのコツを組み合わせ“あと30万円”を狙おう。
出典リンク一覧
- ネクステージ「令和7年式ジムニーのクルマ査定・買取相場」ほか年式別ページ
- ナビクル「スズキ ジムニーの買取相場・下取り価格」
- Carview!「スズキ ジムニーの買取相場・査定相場」
- カーセブンマガジン「【2025年最新】ジムニーの買取相場はいくら?」
- しゃうる「ジムニー 10万キロ〜 の買取取引データ一覧」
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