先に結論
2025年5月時点での日産ノート(令和7年式)の店頭平均買取相場は約215万円。
前年(令和6年式)は平均179万円、3年落ち(令和4年式)は平均148万円。
走行距離別では
節目 | 平均下落率 | メモ |
---|---|---|
1万km→3万km | ▲20% | e-POWER電池保証残ありなら下落幅が縮小 |
3万km→5万km | ▲15〜18% | 内装の使用感が価格に反映され始める |
5万km超 | ▲10%/年 | 7年落ち以降は年式劣化の影響が主役 |
**「新車納期長期化 × 円高反転で輸出強含み」**という追い風は継続。
2025年夏(8月のお盆前)までが高値ピークと判断できる。
最高値を引き出す鉄則は
「一括査定 + 車検残 + 3月-6月の需要ピーク」の三点同時押さえ。
目次
2025年の買取マーケット概況
- 中古車登録台数は2024年比+1.1%で3年ぶりに増加見込み。新車認証不正の余波で“すぐ乗れる車”需要が底堅く、コンパクトHVであるノートも指名買いが多い。レスポンス(Response.jp)
- 2025年3月以降の円高(1 USD=125円台)で輸出業者の仕入れ余力が改善。東南アジア向けe-POWER車の引き合いが強含み。
- ガソリン価格はリッター175円前後で横ばい。燃費と維持費の安さが中古車選択理由の上位に戻った。
- 8月は例年取引が鈍る(お盆休み+決算前の“買い控え”)。7月末までの成約がベター。
年式別ノート買取相場表(2025年5月平均)
年式 | 平均相場<br>(万円) | 最高価格<br>(万円) | 最低価格<br>(万円) |
---|---|---|---|
2025 (令和7) | 215 | 245 | 190* |
2024 (令和6) | 179 | 231 | 136 |
2023 (令和5) | 151 | 229 | 110 |
2022 (令和4) | 148 | 220 | 89 |
2021 (令和3) | 137 | 237 | 75 |
2020 (令和2) | 96 | 179 | 34 |
2019 (令和元) | 85 | 166 | 38 |
2018 (平成30) | 96 | 209 | 39 |
2017 (平成29) | 77 | 154 | 32 |
2016 (平成28) | 59 | 128 | 20 |
算出方法
ガリバー・ネクステージ・カーセンサー・MOTA・価格.com など主要査定サイトの公開実績(2025年5月更新分)から中央値を抽出し外れ値を除外後に平均化。複数サイトのデータを平均しているため、個別車両の状態や時期によって上下します。
2025年式は販売店試乗車など極少数の流通データをもとにした参考値。
走行距離別ノート買取相場表(2025年5月平均)
走行距離 | 平均相場<br>(万円) | 最高価格 | 最低価格 |
---|---|---|---|
〜10,000 km | 129 | 162 | 95 |
10,001〜30,000 km | 82 | 122 | 44 |
30,001〜50,000 km | 63 | 100 | 31 |
50,001〜100,000 km | 49 | 73 | 27 |
100,001 km〜 | 41 | 61 | 21 |
算出方法
上記と同じく複数サイトの走行距離別公開査定実績を平均化。サンプルが少ない区分は近接データから補正平均を取っています。
相場から見えた“売りどき”3原則
- 需要ピークを狙う(3〜6月)
新年度の新生活需要とGW前の行楽需要が重なり、コンパクトHVは引き合い急増。 - 車検残を最大限に活かす(残12か月以上が理想)
次ユーザーが“丸2年車検付”で買えると再販性が高まり査定アップ。 - キリの良い走行距離を超える前に売却
30,000 km/50,000 km/100,000 kmを1 kmでも超えると査定テーブルが切り替わり平均5〜10万円下落。
高く売るための5つのコツ
コツ | 効果 | 詳細 |
---|---|---|
一括査定サイトを併用 | 競合で+10〜30万円 | 入札形式で高値を付けた上位2〜3社のみと交渉し、電話ストレスを最小化。 |
e-POWERバッテリー診断書を提出 | 減点回避 | 日産ディーラーで無料発行。健全性を可視化すると「電池劣化リスク」分のマイナスが消える。 |
純正ナビ&ドラレコを“戻し” | 再販性アップ | 社外品は減点対象。純正を保管しておき査定前に付け直すと評価が安定する。 |
室内消臭+小キズタッチアップ | 見た目評価+5万円 | クリーニング専門店の1万円コースで十分。臭い残りは想像以上にマイナス。 |
平日オンライン査定→週末実車 | 交渉ロス削減 | 査定士の枠が空く平日に予約し、休日に実車&即決を狙う。再査定リスクを回避。 |
よくある質問
Q. ディーラー下取りと買取専門店、どちらが高い?
A. 同条件で比較すると一括査定経由の買取店が平均25〜35万円高い傾向。下取りは“車両値引き”と混同されやすく、実質査定額が不透明になる場合があります。
Q. メーカー保証は価格に影響する?
A. はい。ノートの一般保証(3年/6万km)、特別保証(5年/10万km)が残っていると、+3〜7万円程度プラス評価が付くのが通例。
Q. ローン残債があっても売却できる?
A. できます。売却代金でローンを一括精算し、所有権解除後に名義変更する「残債クリア」手続きが一般的。大手買取店なら代行手数料無料が多数。
まとめ・次のアクション
- 2025年夏までが“高値の山”。
- 車検残×低走行×需要期を揃えれば+30万円も期待。
- 準備は「一括査定登録→クリーニング→書類確認」の3ステップ。
- 距離と車検の節目を越える前に即決断。
- チェックリスト
- 一括査定サイトに45秒入力
- 査定予約は平日に確保
- 洗車&室内脱臭で印象アップ
- 取説・保証書・スペアキーをダッシュボードへ
- 30,000 km手前 or 車検2か月前ならGO
出典リンク(マーケット・統計データ)
- 日本自動車販売協会連合会 中古車登録統計
レスポンス(Response.jp) - 自販連 2025年2月 新車販売台数ランキング
カーナリズム
※相場表の数値はガリバー、ネクステージ、カーセンサー、MOTA、価格.com など複数サイトの公開査定実績を平均化したもので、個別リンクは省略しています。
コメント